リミテッドパレット

カラー&ライトという本を読んでいて、読んでもどうにもならんなこりゃという感はあるものの、いくつかすぐに使えそうなテクニックもあった。

そのうちの一つが「色数を絞ったパレット」と「ガマットマッピング」の項目。

絵の具はたくさん使えばいいというもんじゃなく、少ない絵の具で仕上げた方が良い絵になるというもの。その少ない絵の具で作った色の範囲がガマット。

パソコンで絵の具は使わないけど、PC-9801の頃は8色とか16色とかしか使えず、水色を入れて灰色を一つ削るかとか、制限されたガマットで絵を構成していたのは確か。

256色以降になると、一応色数の制限としてはあるんだけど、赤でも黄色でも紫でも何でもある状態。肌色や緑を多めにするとかはあっても、色の範囲としてはカラーサークルの360度使用出来る状態。折角使える色が増えたんだからそうしないのはおかしいと思っていた。結果、色が増えたのになんか出来はいまいちな感じに。

昔作った素材にしても、個々のキャラは16色程度だけど、これも見た目のために色を絞ってたわけじゃないから、ガマットはかなり大きいはず。

実際問題ゲーム素材でガマットを小さくすると、他の素材やインターフェースから浮きまくるけど、ゲーム全体でそういう風にするのは出来る。

雑誌で複数人でキャラを作って1つの格闘ゲームをという企画があって、描く人が違ってもパレットが同じだと案外馴染むという話があった。この時のパレットはほとんど茶系と青系で16色と、かなり色の範囲が狭かったから、ゲーム画面全体で調和が取れてたんだと思う。

パレット数が足りなかったからしょうがなくというのもあっただろうけど、ここで色が増えたから黄色のグラデーション、緑のグラデーションと追加していっちゃうと、よくないんだろうと。

ああいうのを再現しようと思う時、パレットを16色しか使わないとかじゃなく、色の範囲を狭くすることを意識するのが良さそう。

作品の仕上げ段階に調整用のレイヤで薄く色を付けて見栄えがよくするというのも、これと同じ理屈だと思う。青っぽい感じで調整すれば、元の絵よりもガマットが青に偏って、少し狭くなる。これだと簡単ではあるけど、アクセントに違って色を足すというのが出来ないし、部分的に変な色になったりもする。最初から意図して色を作ったほうが計算は出来そう。

リミテッドパレット

これはなんというか、題材が悪かったんだろうと思う。

他にもなぜ影を青く描くとしっくりくるのかとか、グレーを使いまくろうとか、色々とためになる本。武将枠13個分をつぎ込んだ価値はあったと思う。

ただこの本にはちょっとした副作用があって、アニメとかゲームとか見てると、異常に色が気になるようになる。

夕焼けでそうはならんだろう…とか。

でも自分の絵を描いてる時には大して気にならないから安心。

posted by unaunagi at 2012/10/15 02:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル>イラスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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