今風じゃない絵

昔の絵が昔の絵だねーって言われるのは当然。昔描いてるんだから。

ところが最近絵を描き始めた人が最近描いた絵でも、昔風の絵だね…と言われることがある。
具体的にどこがというのは説明が難しいけど、当てずっぽうに言ってるわけでもなく、たしかにそういう印象を受けることがある。
それどころか自分が描いて絵も、一体いつの時代の絵だこりゃ…と思うことすらある。
つい先月にもそういうことがあった。

古いというのは一概に悪いことではないんだけど、何故そう見えるかは考えておかないといけない。逆に知らない間に新しくなってしまうという可能性だってある。
漫画の絵でも、最初の方はキャラや絵柄が定まらずにフラフラしてたのが、だんだん安定感が出てきて、最後の方はまたちょっと好みと違う感じになっていく事がある。
好みや省力化で意図的にやる分にはいいけど、普通に描いてたらそうなったというのは対処に困る。

まず古いと感じるのは、そういう絵が流行した時期があるから。
小学生の頃は丁度ドラゴンボールが流行っていて、漫画やアニメを見て楽しむというのもあるんだけど、悟空やトランクスの絵を模写したり、真似て描いている人が何人もいた。
つまりドラゴンボール風の絵が流行っていた。
その結果ドラゴンボールっぽい絵を見ると小学生の頃によく見た絵だなあという感覚になる。
三白眼で目と眉毛がくっついて髪もとんがってて。
顔のラインもちょっと特徴的で、目の横でへこんだ後に膨らんで、髪の毛がなかったら頭の形どうなってるの?という絵が多かった。
多かったからこそ、その少し後にでた漫画の描き方本には頭の形をちゃんと考えろと描いてある。

ただしドラゴンボール自体は古く感じない。顔のラインも別段不自然じゃない。
あくまで真似した絵が古く見える。
アニメの絵も真似てるから古い。
今ドラゴンボールの模倣から絵を始めてる人は少ないと思うけど、ドラゴンボール風要素が濃厚な人は大勢居るし、それをさらに真似してると感じる人もいる。
そういう絵は、今連載されてて売れてるような漫画でも、今風の絵とは思わない。

クラスメイトが鳥山明を目指していた頃、自分では何を参考にしていたかと考えると、ドラえもんを参考にしていた。あと横山光輝とか。
その時点でも既に今風じゃなかったけど、そういう今風の漫画は持ってなかったし、テレビアニメの絵は動いているから真似るのは難しかった。
特に目の描き方をどうしたらいいのかというのは調べた記憶がある。
他は特に意図して真似た部分はないから、よく見ていた物を自然にパクっていたんだと思う。
意図してないけど、鎧を描くと何故かサイヤ人風にしかならなかったという記憶もある。

古い絵とよく感じるのは、ドラゴンボール風と、もう1つ90年代アニメ風というのがある。
90年代でも後半じゃないかと思うけど。
印象としてはスレイヤーズ風なんだけど、放送時にリアルタイムでは見てなかった(やってなかった)し、流行った原因は別かもしれない。
目がかなり大きくて、虹彩に入れるハイライトもかなり大きい。
睫毛がピンピンしている。
髪の毛もほっぺたもグイングイン描いて、時々パーツがはみ出るぐらいの勢い。輪郭線にも強いメリハリがついてる。
いわゆるアニメ塗りで、影は単純に暗くした色を各パーツ一色、ハイライトは基本白。
先月やった失敗がこれ。しばらく描いてなかったから目の描き方をうろおぼえでやってしまって、なぜかこれに近い状態になっていた。

最近では一見アニメ塗りのように見えても細かくグラデーションがかけているし、光や影もCG的な合成で微妙な色の変化をさせている。光や影の段階が増えている事もあるけど、配色の方が違いを感じる。
目の塗り方にも違いがあって、ハイライトは小さく、瞳孔を黒く塗らないことが多い。
瞳孔部分を線で丸く囲んだり、線や色で若干暗くする処理をする程度。
色も上からの光と照り返し部分という風にハッキリわけず、上から下に徐々に明るくなる緩やかなグラデーション。
髪の毛のハイライトも控えめ、可愛い系だとハイライトの形を丸くする方法も使われている。
髪を大きい房で表現するのも流行らなくって、毛先が細かく、髪の毛で出来る影というのも減った。

一番大きいのは多分デジタル化の影響で、アニメでも個人のイラストでも、昔なら絶対やらなかった描き方になっている。でもデジタルでやれば今風になるわけでもない。

だいたいどんな感じかというのを手書きブログで描いたんだけど、ここにその絵を出す方法がわからない…
藤子不二雄風、ドラゴンボール風、スレイヤーズ風と描いてみたつもり。
ただドラゴンボール風というのは基本男キャラだからこれではちょっと違うかも。
逆に90年代アニメ風というのはだいたい女の子キャラで起こる話。
今風の絵は間に合わなかったので多分明日。
posted by unaunagi at 2013/02/17 04:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル>イラスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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